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 第2次試験


 ■2次試験内容・対策■

2次試験には論述試験・実技試験・口述試験があります。

中高音楽・体育・美術の免許や幼稚園の免許を持っていると、実技試験が免除になります。
ただし、持っていても免除にせず、敢えて受けた方がいいかもしれません。
実技の合格点は選択した2教科の平均が60点以上となります。
なので得意の科目を入れた方が平均点があがる可能性高いので、試験準備等が負担にならなければ検討に値します。

なんらかの教員免許を既に持っている場合は、口述試験が免除になります。
口述試験はいわゆる面接で、評価はA・Bのどちらかです。





 ■論述試験■





科目や年によって出題傾向がまちまちなので、過去の出題問題を見て研究するしかないです。
『学習指導要領』は、科目により比重はまちまちですが毎年出題されています。


この論述では、熱意や思いを前面に出すというよりも、教科の趣旨にそった解答が求められます。


○2次論述試験科目別受験者数と合格者数

横国大会場(2005年)

岡山大会場(2005年)






⇒論述試験のよくある質問はコチラ






 ■音楽 実技試験■

ピアノの課題曲が教科書から1曲指定されます。
1次合格通知とともに配布される2次試験要項により約1ヵ月前に事前に明らかにされます。


音楽の試験は 楽譜は自分で用意します。持ち込み可です。試験官への提出はありません。


3〜4人ごとに試験室(試験室前廊下の場合も)へ。試験官は3人程度。
終わりのほうの受験者はけっこう待たされます。




○ 過去の課題曲


2006年 おぼろ月夜
2005年 ふるさと
2004年 もみじ
2003年 冬げしき
2002年 われは海の子
2001年 おぼろ月夜
2000年 春が来た




○ピアノのメーカーについて


 各大学とも(当然)グランドピアノを使用→家庭にあるようなアップライトピアノより軽いです。
 ピアノのメーカーは各大学によってまちまちです→弾き味が若干ちがいます。 学芸大  ヤマハ
横国大  スタンウェイ
静岡大  不明
岡山大  ヤマハ
熊本大  スタウンウェイ
(静岡は未確認なんですが、場所柄、当然ヤマハのような気がします…)


※事前練習について
 かつては事前練習ありの実施校もあったようですが、2005年から統一して「なし」になったようです。

 岡山大・・・2005年なし
 静岡大・・・2003年まで練習があったもよう。2004年以降なし
 横国大・・・以前よりなし
 学芸大・・・2004年は事前に練習室で練習(3分)あり。2005年なし




⇒音楽実技試験のよくある質問はコチラ






 ■体育 実技試験■

1次合格通知とともに配布される2次試験要項により約1ヵ月前に事前に明らかにされます。ジャンルのみの告知で詳細は当日までわかりません。


ex)2006年 の「2次試験要項(第2次試験受験者心得)」の記載
@器械運動(マット運動)
A陸上運動(走運動)
Bボール運動(手、足によるボール操作)
C表現運動(高学年から)




各受験会場とも体育館内で実施。
4つのジャンル(器械運動・陸上運動・ボール運動・表現運動)に分かれており、
受験者をグループに分け、それぞれグループごとにまわっていく。




○2006年
@器械(マット)…倒立前転→側転→伸脚後転(練習2回)


A陸上…ハードル30m+短距離20mでタイムを計る(練習2回)
※スタートから10m地よりハードルを3台(女性6.5m間隔、男性7m間隔)とび、スタートから30m地にあるコーンを回ってそこから20mダッシュ


Bボール…バスケットのシュート(20秒間のゴール数)(練習1回)+リフティング2回チャレンジ(満点10回)(練習1回)
※1バスケットのシュートはゴール有無に関わらず右左交互にシュート義務付け
※2バスケットのシュート時間が30秒から20秒に短縮
※3リフティングは最初の1蹴後は手以外体のどこをつかってもよくなりました
※4今回からバスケとリフティングが分かれての実施


C表現…「自然現象や日常生活を題材にして『激しい動き』を表現」(30〜40秒)
※1 時間をオーバーすると減点
※2 2005年は開始前にテーマを自分で述べたが、2006年はいきなりスタート
※3 別室で試験が行われるため他の受験生は演技を見ることはできない




○2005年
・器械(マット)…倒立前転→側転→伸脚後転→前転(練習1回)
・陸上…ハードル30m+短距離20mでタイムを計る(練習2回)
・ボール…バスケットのシュート(30秒間のゴール数)(練習1回)+リフティング3回チャレンジ(満点10回)(練習1回)
・表現…身近な生活や自然現象の中から題材を選んで動きの変化をつけて「激しい感じ」を表現しなさい(60秒程度)(考える時間10分)
※2005年は「1分を超えて30秒程度までならよい」と注意事項がありました。


○2004年
・器械(鉄棒)…逆上がり→腕立て後転→腕立て前転→前回り降り
・陸上…ハードル30m+短距離30mでタイムを計る
・ボール…リフティング3回チャレンジ(満点10回)
 +「センターサークルを手でドリブル→足でドリブル→バスケットのゴール板にあてる」のタイムを計る
・表現…身近な生活や自然現象の中から題材を選んで「激しい感じ」を表現しなさい(60秒)

※参考情報
・体育館シューズ・・・普通の運動靴(スニーカー)でよいようです。
・ゼッケン・・・白い布を自分で買ってきて縫います。100円ショップで専用のノリみたいなのが売ってるかも。
布屋さんによると布は「キャラコ」というのがペンが滲まなくて良いとのこと。
当日は安全ピンで付けてる人とかもいますが、器械運動などは危険です。

<追記>
100円ショップにこんなものが売ってました。





これはダイソーで売ってました。100円です。アイロンでくっつけるだけです。
大きさもちょうど指定の15cmx20cmになってます。




⇒体育実技試験のよくある質問はコチラ






 ■図工 実技試験■

水彩画や鉛筆によるデッサンなど。
1次合格通知とともに配布される2次試験要項によりどのジャンルかは事前にある程度分かる。


○2006年
配られた紙を自由にモチーフ化して手に持って描く(鉛筆淡水画)
1、紙は自由に折り曲げて(カタチをかえて)もよい
2、手にもつこと
※裏側の右下に受験大学名、受験番号、氏名を記入


持参するもの:
・鉛筆淡彩の用具一式
(鉛筆、消し具、透明水彩絵の具、筆、パレット、筆洗)




○2005年
「『環境問題』をテーマに、ポスターを制作しなさい」
1.呼びかけの言葉は自分で考えること。 (例:温暖化防止、川を汚さない、掃除をしよう、等々)
2.与えられた画用紙に、水彩絵の具で着色し完成させること。(画用紙は、縦横自由に使ってよい)
※裏側の右下に受験大学名、受験番号、氏名を記入


持参するもの:
・鉛筆素描用具一式
・定規
・水彩用具一式




○2004年
「鏡を見て自画像を描きなさい(水彩)」(ひとりひとりに鏡が配布)




⇒図工実技試験のよくある質問はコチラ






 ■口述試験■


いわゆる面接試験。


試験官2人に受験者1人(2004年学芸大、2005年/2006年横国大)。
試験官3人に受験者1人(2006年熊本大)


・どうしてこの試験を受けたのか
・どうして小学校なのか
・理想の教師像
など、ごく一般的なことが多いようですが面接官によっては圧迫面接や、広範にまたがる質問があるなど、多少の違いはあるようです。


何らかの教員免許を持っている場合は免除になります。




⇒口述試験のよくある質問はコチラ






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