(1) 面接に対する答えをノートにまとめる
ドラマや映画では必ず、ニュースやバラエティ番組でも台本があります。アドリブのようなことも実は台本に書いてあるものです。話すことは書いて、準備するのが基本です。
(2) 対策本活用法
対策本に書いてあることに頼るだけでは他の受験生との差が生まれません。対策本は、よりよい語りを作っていくための資料とします。対策本の解答例を最低限超えるというのを目標にして語りを磨いていきましょう。
(3) 一問一答で終わらせない。
追加質問や追い込み質問に対応する準備が必要です。面接ノートを、一問一答式に回答を書いておくだけではなく、追加質問を想定して書いておくようにします。
(4) 即興力を身に付ける
質問項目をカードにします。シャッフルして、カードをめくります。めくったカードに書かれている質問項目に答える練習を繰り返すと、即興力を鍛えるトレーニングになります。
教員ドットコムには面接対策ページもあります。ご活用ください。
(5) 映像や音声で自分をみる
面接演習の時に、全身が映る鏡やビデオやスマホを利用します。自分の面接回答を自分で客観的に見る機会をもちましょう。面接時の自分の姿、見え方を知ることで、改善アイデアが浮かんできます。
(6) ICレコーダーを活用する
面接練習をレコーダーで録音して、聞き直します。聞き直すことで気付きがあります。修正して再度録音します。繰り返すことで、話し方に自信がもてるようになります。自分の声を聞くのが恥ずかしい時は、歩きながら流し聞きすることをおすすめします。
(7) 願書と一貫性のある面接
面接試験では、願書の内容について詳しく聞かれることもあります。提出する願書のコピーを取り、何を書いたか確認できるようにしておきます。どんなことを聞かれるか、どんなことをアピールするか、あらかじめ準備して面接に挑みます。
(8) ネットで実践的に対策
仲間を募り、時間を決め、練習します。毎週〇曜日の◎時~と決めておくといいでしょう。ペースメーカーにもなり、モチベーションも高まります。実際に声に出し、自己PRや志望動機などを何度も練り直します。カメラモードオフの音声だけのほうが参加しやすいです。
(9) 仲間と学ぶ時に意識すること
他者のよいところ、悪いところを見て、自分の面接力や授業力の向上に役立てます。よいフレーズや構成があれば自分に取り入れます。悪いと感じたところは、なぜそれが悪い印象を与えるのかを分析することも大切です。
(10) 2次の準備は、1次試験の後すぐ始める
1次試験後、2、3日間ぐらい疲れを癒すことは大切です。けれども、リスタートを1次試験の合格発表まで待つ必要はありません。合格発表まで準備が手につきにくいかもしれませんが、発表まで待っているとその間にライバルに差をつけられてしまいます。
(11) 思考時間の姿も研究する
考えている時は、下を向いたり、上を向いたり、顔が険しくなったりしがちです。考えている時の様子も撮影や鏡でチェックして、見られている容姿を意識します。
(12) 即答に困ったときの言葉をストックする。
「少々考えてもよろしいでしょうか」
「思いつきません」
「思いつきで申し訳ないのですが」
「家に帰ってすぐ調べます」
「すぐに考えがまとまりません」
「少し話がずれるかもしれませんが」
「答えられませんが、とても大切なことだと思います」
など、自然に言えるようにしておきます。
(13) ものすごい実績の人よりも選ばれるには
教員採用試験では、過去の経験や実績だけが合格の条件にはなりません。優れた経験や実績をもっている受験者を差し置いて採用されるには、誰よりも優れた指導ができる、子供たちや世の中のために仕事ができるということを、面接官にわかってもらうことです。
(14) よき師匠に廻り逢う
大学のゼミの教授、勤務校の管理職、知り合いの先生、教採対策の予備校の講師、身近な先輩、教員仲間、友人などで、尊敬できる人で、励まし、よきアドバイスをしてくれる人が周りにいませんか。よき師匠は、生涯の師匠になっていただけることでしょう。
(15) 圧迫面積対処法
圧迫面接は、「対応力」や「ストレス耐性」をみるためです。矢継ぎ早や、高圧的に質問されても、落ち着いて受け答えすることが大切です。
(16) 緊張を制する方法
自分に自信をもつことが一番大切です。自分に自信をもてるかどうかは、普段の自分次第です。日々の努力を言い訳なく全力ですることです。そしてやってきたことを記録しておきます。「やるべきことはやった」と心から納得すれば自信が生まれます。
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